『緑川さん、初めまして神野貞子と申します。よろしくお願い致します』




『こちらこそ…どうも!』




顔を上げて神野貞子の顔を見ようとしたが、背中を手で抑えられて動きが取れなかった。



『本日はどうですか?』



『あぁ…いつもの腰と今日は首肩周りもお願いします!』





『了解しました!』




耳元で囁かれているような小さな声だった。




細い指先で患部を指圧されると、心地良い刺激に凝りが解消されていくようだった。

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指の感触が受付嬢の白井美穂に似ていて想像したら遮断機が少々膨らんでしまった(^^;)




『この凝り具合ですとハリ治療をされた方が宜しいかと思いますが、如何でしょうか?』




ハリ治療という事は背中をこの指で直接触って貰えると不純な考えが沸いてしまい




『ハイ!お願いします!!』




と即答してしまった。




つづく


緑川隆二→25歳の冴えないサラリーマン
小田円佳→中学の同級生
白井美穂→整骨院のアラサー受付嬢
神野貞子→謎の柔道整復師